遊戯王OCG《大逆転クイズ》効果・評価・値段・デッキ・先行1ショットキルの可能性を考察

遊戯王の中で貴重な「互いのライフポイントを入れ替える」効果を持つ《大逆転クイズ》。

15年弱再録がないノーマルカードですが、先行1ショットキルが可能なカードとして注目されています。《大逆転クイズ》の効果・評価・値段・デッキ・先行1キルを紹介します。

《大逆転クイズ》とは?

自分の手札とフィールド上のカードを全て墓地に送る。自分のデッキの一番上にあるカードの種類(魔法・罠・モンスター)を当てる。当てた場合、相手と自分のライフポイントを入れ替える。

【大逆転クイズ】を握ってると、ちょっと嫌なことがあっても「まあこの後ライフひっくり返すけどな」ってなるし仕事でむかつく人に会っても「そんな口きいていいのか?ライフひっくり返すぞ?」ってなれる。逆転力を求められる現代社会において【大逆転クイズ】を握ることは有効 pic.twitter.com/wo0Dc8D118

《大逆転クイズ》の効果

大逆転クイズってよく考えたらなんでこんなクイズ王みたいな格好しといて点数0で他にリードされまくってんだ。逆転じゃなくまず普通に勝てよクイズに pic.twitter.com/KkRtm2FPsu

「お互いのライフを入れ替える」効果を持つ唯一のカード

《大逆転クイズ》は自分の手札とフィールド上のカード全てを墓地に送り、自分のデッキの一番上のカードの種類を当てれば、対戦相手と互いのライフを入れ替えられるカード。自分のライフポイントを能動的に減らした上で《大逆転クイズ》を発動する特化構築で1キルが可能です。

なお「自分の手札と場を墓地に送る」のは効果ではなく、コスト。「自分の手札とフィールド上のカードを全て墓地へ送って発動する」のが《大逆転クイズ》の発動条件となります。

ライフロスカードを大量に投入後、ライフを入れ替えるのが基本戦法

通常はデメリットとなるライフポイントをコストとする魔法カードは《大逆転クイズ》デッキではアドバンテージへと変わるため、積極的に採用したいところ。代表例は《成金ゴブリン》《チキンレース》などが挙げられます。

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初期ライフポイント8000から最低でも700以下へと、以下に1ターンでライフポイントを減らすかがデッキの肝です。

ライフを入れ替えた後の展開は1キル以外に無し

《大逆転クイズ》でデッキトップを当てるのは、後述する緑一色デッキを組むことで難しくはありません。課題は正解したあと、残りのライフをどうやって削るかです。

仮に残りのライフを削りきれなかった場合、以後の展開手段は実質的に皆無であり、特化型デッキを組む以上はワンキル狙いに傾くこととなります。初見の対戦相手に対する奇襲の意味合いも強く、大会では2戦目以降の相手の妨害への対策を練る必要もあるでしょう。

《大逆転クイズ》と相性の良いカード

《大逆転クイズ》と相性が良いカードは、ドローソースであると同時にライフポイントを減らす役割を担う魔法カードです。

《大逆転クイズ》デッキは先行をとった上で大量ドローをし、デュエルを長引かせることなく《大逆転クイズ》を引き当てて発動するのが勝ち筋です。下記にあげるカードは《大逆転クイズ》には不可欠なカード。なおかつ後攻をとった場合の対策として《ツインツイスター》を入れるのも有りでしょう。

《黒いペンダント》

装備魔法
(1):装備モンスターの攻撃力は500アップする。
(2):このカードがフィールドから墓地へ送られた場合に発動する。
相手に500ダメージを与える。

《風魔手裏剣》

装備魔法
「忍者」という名のついたモンスターのみ装備可能。
装備モンスターは攻撃力が700ポイントアップする。
このカードがフィールド上から墓地に送られた時、
相手ライフに700ポイントダメージを与える。

《チキンレース》

フィールド魔法
(1):このカードがフィールドゾーンに存在する限り、
相手よりLPが少ないプレイヤーが受ける全てのダメージは0になる。
(2):お互いのプレイヤーは1ターンに1度、
自分メインフェイズに1000LPを払って以下の効果から1つを選択して発動できる。
この効果の発動に対して、お互いは魔法・罠・モンスターの効果を発動できない。
●デッキから1枚ドローする。
●このカードを破壊する。
●相手は1000LP回復する。

《擬似空間》

フィールド魔法
(1):1ターンに1度、自分の墓地からフィールド魔法カード1枚を除外して発動できる。
エンドフェイズまで、このカードは除外したカードと同名カードとして扱い、同じ効果を得る。

《ドン・サウザンドの契約》

永続魔法
「ドン・サウザンドの契約」は1ターンに1枚しか発動できない。
(1):このカードの発動時の効果処理として、
お互いのプレイヤーは1000LPを失い、それぞれデッキから1枚ドローする。
(2):お互いのプレイヤーは、このカードが魔法&罠ゾーンに存在する間にドローしたカード及び、
このカードの(1)の効果でドローしたカードを公開し続ける。
(3):このカードの効果で手札の魔法カードを公開しているプレイヤーは、
モンスターを通常召喚できない。

《大逆転クイズ》の弱点

《大逆転クイズ》の最大の弱点は、《大逆転クイズ》の発動を止められることです。

特に天敵は《神の宣告》。

カウンター罠(1):LPを半分払って以下の効果を発動できる。

●魔法・罠カードが発動した時に発動できる。その発動を無効にし破壊する。●自分または相手がモンスターを召喚・反転召喚・

特殊召喚する際に発動できる。それを無効にし、そのモンスターを破壊する。

《大逆転クイズ》の発動に対して、対戦相手が《神の宣告》を使ったとします。

《神の宣告》は《サイクロン》で破壊することはできても、効果自体を無効化することはできません。そのため発動を《神の宣告》で止められたら、《大逆転クイズ》デッキは実質的に負けです。

神の宣告ゴルシク3枚目ゲット!
成し遂げたぜ! pic.twitter.com/wI9raFn6bt

《大逆転クイズ》デッキの回し方

先ほど《大逆転クイズ》と相性が良い、ドローソース兼ライフポイントを減らすカードとして以下を紹介しました。

  • 《チキンレース》
  • 《擬似空間》
  • 《ドン・サウザンドの契約》

いずれのカードも3積みが可能ですが《ドン・サウザンドの契約》は1ターンに1枚しか発動できない制約を持ちます。《擬似空間》はデュエルでは《チキンレース》の効果をコピーして使います。

《ドン・サウザンドの契約》の制約を踏まえ、《大逆転クイズ》デッキでは基本的には1000ライフポイントを削るカードを7枚搭載することとなります。初期ライフポイントは8000のため、残り1000ポイントをどのように減らすのかが各プレイヤーの腕の見せ所。

《風魔手裏剣》を採用する前提に立つと、残り300ポイントを削る方法が必要になります。採用候補のカードには《終焉のカウントダウン》や、場にモンスターが必要ですが《サイコ・ブレイド》などが挙げられるでしょう。

《風魔手裏剣》で削りきることができるデッキを組んだ上で、デッキの残りをドローソースで固めるのが主要な戦法。《成金ゴブリン》などのカードでひたすらドローを繰り返し、自分のライフをどんどん削っていきます。

最悪数ターンかかることも想定し《一時休戦》《テラ・フォーミング》《皆既日食の書》も採用候補です。

《大逆転クイズ》で確実にカード種類を当てる方法

緑一色デッキ

《大逆転クイズ》はライフポイントを入れ替える条件として、自分のデッキトップを当てる必要があります。デッキトップを当てるもっともシンプルな方法は、デッキを魔法カードで統一する「緑一色デッキ」を組むことです。

緑一色で組むことで、どのカードを引いても「魔法カード」となり《大逆転クイズ》に100パーセント正解可能です。

《大逆転クイズ》のレアリティ解説。販売・買取価格が高騰するカードは?

《大逆転クイズ》は2種類のパックのみに収録

《大逆転クイズ》は過去に2種類のパックのみに収録されており、再録はされていません。

  • 新たなる支配者 (2002年5月16日発売)
  • EXPERT EDITION Volume.1 (2004年9月23日発売)

15年弱再録されていないノーマルカード

上記の通り、《大逆転クイズ》は15年弱に渡って再録されていません。レアリティもノーマルの一種類のみと、知る人ぞ知るノーマルカードと言えます。

《大逆転クイズ》ノーマルの買取相場はおおよそ50円〜100円程度です。販売価格は100円〜。状態の良いカードで180円前後が目安となります。

《大逆転クイズ》買取・販売価格 twitter相場

【遊戯王買取速報】新弾バカ売れ!万松寺通店の体感的には、堕天使より魔界劇団のほうが人気ですね!!
大逆転クイズも在庫切れですので買取します!! pic.twitter.com/pCTBKqa0mH