《ダイス・ポット》とは
効果モンスター
星３/光属性/岩石族/攻 200/守 300
リバース：お互いにサイコロを１回ずつ振る。
相手より小さい目が出たプレイヤーは、相手の出た目によって以下のダメージを受ける。
相手の出た目が２～５だった場合、相手の出た目×５００ポイントダメージを受ける。
相手の出た目が６だった場合、６０００ポイントダメージを受ける。
お互いの出た目が同じだった場合はサイコロを振り直す。
《ダイス・ポット》の効果
《ダイス・ポット》は最大6000ダメージを相手に与えうる、バーンカードとしては屈指の高火力を持ちます。リバースカードのため裏側表示で場にセットされた《ダイス・ポット》が相手による攻撃等で表側表示に変わった時に効果が発動します。
サイコロで6を出せば最大6000ダメージを与える強力さが魅力
《ダイス・ポット》の魅力はやはりサイコロで六を出すだけで相手に致命傷を与える可能性がある「ギャンブル性」でしょう。相手のライフの4分の3を削ることができる可能性がある一方で、自分もそのリスクを背負うことになります。
基本的にはこうしたギャンブル性を排除した方が、デュエルには確実に勝ちやすいです。だからこそWCS2017決勝の場で、チェーンバーンデッキに《ダイス・ポット》をピン挿しして実際にカードをリバースした小学生デュエリストが登場した時は会場がざわめきに包まれました。
《出たら目》とは
《ダイス・ポット》と《出たら目》の相性が良い理由
《出たら目》
永続罠
(1)：このカードが魔法＆罠ゾーンに存在する限り、
自分または相手がサイコロを振った場合、
その内１つの目を以下の目として適用できる。
●１・３・５が出た場合：６として扱う。
●２・４・６が出た場合：１として扱う。
《ダイス・ポット》で6の目で勝つと、6000ポイントのダメージが与えられます。しかし6の目で勝つ確率は5/36。パーセントに直すと約14％程度。2000ポイント以上のダメージ発生の確率は12/36、約33％。
自分自身にもダメージが発生する確率がそれなりに高く、魅力的ながら使い勝手に難があるのが《ダイス・ポット》。この《ダイス・ポット》の6の目の確率を飛躍的にあげるのが《出たら目》。
奇数の目を6として扱うのが《出たら目》。《ダイスポット》の発動時に《出たら目》も発動することで、6の目の出る確率は21/36、約58％。相手にダメージが入る確率自体も高く、32/36で約89％となります。
《ダイス・ポット》を世界大会決勝で使用！チェーンバーンデッキの詳細
《ダイス・ポット》のメリット・デメリット
メリット
初期ライフ8000ポイントのうち6000ポイントを1枚で削り取れる可能性がある
前述の通り、初期ライフポイントの8000のうち6000ポイントを1枚で削り取れる可能性があるのが《ダイス・ポット》の魅力。言うなれば爆弾カード。理論上は《ダイス・ポット》と《運命の分かれ道》の併用だけで8000ポイントのダメージを与えることが可能です。
心理戦要員としても強力
《ダイス・ポット》は裏側守備表示からリバースされると効果が発動し、《出たら目》と併用すると58％の確率で相手に6000ダメージが入ります。
例えばあなたが大会で《ダイス・ポット》を1戦目で使用し、相手に6000ダメージを与えたとします。すると2戦目、対戦相手はあなたの裏側表示モンスターへの攻撃を躊躇するでしょう。《ブラック・ホール》や《サンダー・ボルト》による破壊は有効ですが、現環境の主流である大量展開から2戦目で即時に魔法・罠中心にシフトすることは難しく、相手の展開に遅れが生じる可能性は大きいです。
大量のドローソースで《ダイス・ポット》と《ADチェンジャー》《太陽の書》らを引き当て、リバース効果を発動し2戦目以降も優位な展開に持ち込みましょう。特に《ADチェンジャー》は《聖騎士の追想 イゾルデ》でリクルートできます。
ネタカードとしてファンデッキ構築するのも楽しい
管理人のおすすめはネタカードとして、ギャンブルデッキを組み上げてデュエルすることです。《ダイス・ポット》《カップ・オブ・エース》《大逆転クイズ》などを盛り込み、コインとサイクロ、クイズの力で勝利を狙いましょう。
デメリット
リバースモンスターのため効果発動に時間がかかりやすい
《ダイス・ポット》はリバースモンスターのため効果発動に時間がかかりやすく、相手の攻撃がなくては何も始まらない状態になりやすいです。《月の書》《太陽の書》《皆既日食の書》《ADチェンジャー》は出来るだけ採用しましょう。
また《リバース・リユース》で相手フィールドに送りつけてしまうのも手です。《ダイス・ポット》の効果は自陣でも敵陣でも同じのため、かえって相手フィールドに送りつけたほうが《エフェクト・ヴェーラー》の妨害を受けず、やりやすいかもしれません。
《出たら目》のセットを待っていられない状況になりやすい
罠カードは1度フィールドにセットし、次のターンから効果発動が可能。よってデュエルが高速化している現環境では、1ターン待つラグがデメリットとなります。魔法カードや速攻魔法の方がラグが少なく、即時に発動しやすいからです。
《出たら目》は罠カードのため、《ダイス・ポット》と《出たら目》の発動条件が両方揃うまで待つというのが現環境だと難易度が高いです。
この場合、思い切って《出たら目》を採用しないのも有りです。事実としてWCS2017の決勝戦では《ダイス・ポット》がピン挿しで採用されました。
《ダイス・ポット》と相性の良いカード
《スピードローダー・ドラゴン》
イカサマコンボだ！
《おろかな埋葬》
通常魔法（制限カード）
(1)：デッキからモンスター１体を墓地へ送る。
《浅すぎた墓穴》
通常魔法
お互いのプレイヤーはそれぞれの墓地のモンスター１体を選択し、
それぞれのフィールド上に裏側守備表示でセットする。
《ADチェンジャー》
効果モンスター
星１/光属性/戦士族/攻 100/守 100
自分のメインフェイズ時に、
墓地のこのカードをゲームから除外し、
フィールド上のモンスター１体を選択して発動できる。
選択したモンスターの表示形式を変更する。
《太陽の書》
通常魔法
フィールド上に裏側表示で存在するモンスター１体を選択し、表側攻撃表示にする。
《月の書》
速攻魔法
(1)：フィールドの表側表示モンスター１体を対象として発動できる。
そのモンスターを裏側守備表示にする。
《リバースダイス》
通常罠
(1)：このターン、サイコロを振る効果を適用する際に１度だけ、サイコロを振り直す事ができる。
《運命の分かれ道》
通常罠
お互いのプレイヤーはそれぞれコイントスを１回行い、
表が出た場合は２０００ライフポイント回復し、
裏が出た場合は２０００ポイントダメージを受ける。
