《神の宣告》とは?
カウンター罠
(1):LPを半分払って以下の効果を発動できる。
●魔法・罠カードが発動した時に発動できる。
その発動を無効にし破壊する。
●自分または相手がモンスターを召喚・反転召喚・特殊召喚する際に発動できる。
それを無効にし、そのモンスターを破壊する。
Vol.6で登場したカウンター罠
《神の宣告》は1999年11月発売のVol.6に収録されたカウンター罠。魔法・罠カードの発動を無効化する効果と、モンスターの召喚・反転召喚・特殊召喚を無効化する効果を持ちます。コストは自分のLPの半分。
ライフコストは非常に重いですが、あくまで「自分のLPの半分」であることがポイント。デュエルの後半になればなるほど、自分のLPは既に減少している状況に。相対的に発動コストも下がっていきます。LPがどれだけ少ない状況であろうと”半分”さえ払えば発動できます。
いわば「序盤は重く、中盤はそこそこ、終盤は軽い」発動コストで相手のほとんどの行動を妨害できる最強のカウンター罠です。
ちなみに《神の宣告》が収録されたVol.6では、その他に《マジック・ジャマー》《融合》《黒き森のウィッチ》など現環境でも活躍する有名カードが登場しました。
《神の宣告》の効果
《神の宣告》は魔法・罠カードの効果を”ほぼ”無効化できる上、モンスターの召喚・反転召喚・特殊召喚を無効化できるカードです。《ハーピィの羽根箒》など効果の発動を一度通してしまうと、相手に大きなアドバンテージを与える罠カードの発動を止めるのに最適な一枚。
《神の宣告》の効果の内、注意が必要な点は魔法・罠の無効化は「カードの発動」に対するものであることです。発動時点で既に表になっている永続魔法やフィールド魔法カードに対しては特に効果がありません。
このことから《神の宣告》は汎用性が高い一方で、使用タイミングの見極めが難しいカードであることも事実。特に2009年に制限入りし、2019年7月に制限解除となるまでは3枚積みができなかったため一層使用タイミングの見極めが肝心でした。
2019年7月に無制限化
《神の宣告》は2019年7月に制限解除され、無制限となりました。制限解除の理由は、環境の高速化。環境が高速化するに伴い「一度フィールドにセットして、次のターンから発動可能」という効果発動までのタイムラグがデメリットに。環境全体で罠カードの採用率が低下しています。
《神の宣告》の強力な効果と、罠カードの遅さというデメリットの釣り合いが取れた結果の無制限かと言えるでしょう。
環境全体の罠カードの採用率が低下傾向にあるとはいえ、やはり《神の宣告》の汎用性は魅力。もしあなたが罠カードの採用率を低めに保っているとしても、サイドデッキに2枚程度は入れておいても損はありません。
《神の警告》《神の忠告》との違い
《神の警告》
カウンター罠
(1):2000LPを払って以下の効果を発動できる。
●モンスターを特殊召喚する効果を含む、
モンスターの効果・魔法・罠カードが発動した時に発動できる。
その発動を無効にし破壊する。
●自分または相手がモンスターを召喚・反転召喚・特殊召喚する際に発動できる。
それを無効にし、そのモンスターを破壊する。
《神の警告》と《神の宣告》の違いは、効果を無効化できる範囲です。《神の宣告》はモンスター効果の発動以外を無効化できる一方、《神の警告》は特殊召喚効果を含むものであればモンスター効果の発動も無効化できます。
ちなみに《神の警告》の面白い使い方としては《マクロコスモス》の無効化が挙げられます。
永続罠
(1):このカードの発動時の効果処理として、
手札・デッキから「原始太陽ヘリオス」1体を特殊召喚できる。
(2):このカードが魔法&罠ゾーンに存在する限り、
墓地へ送られるカードは墓地へは行かず除外される。
互いの墓地に送られるカードを全て除外する効果で知られる《マクロコスモス》ですが、実は特殊召喚効果持ちのため《神の警告》の対象となります。
《神の忠告》
カウンター罠
(1):自分の魔法&罠ゾーンにセットされているカードがこのカードのみの場合、
3000LPを払って発動できる。
●モンスターの効果・魔法・罠カードが発動した時に発動できる。
その発動を無効にし破壊する。
●自分または相手がモンスターを召喚・反転召喚・特殊召喚する際に発動できる。
それを無効にし、そのモンスターを破壊する。
《神の忠告》は3000LPのコストと引き換えに《神の宣告》を上回る範囲の発動を無効化できるカードです。しかし、《神の忠告》は魔法&罠ゾーンにこのカード以外のセットを許さないという重い発動条件を持ちます。
《神の宣告》と相性の良いカード
《神の宣告》と相性の良いカードを1つ1つ見ていきましょう。
《豊穣のアルテミス》
《豊穣のアルテミス》はカウンター罠の発動ごとに1枚ドローできる光属性・天使族の効果モンスター。《神の宣告》で相手の展開を妨害しつつ、1枚ドローするという組み合わせが可能になります。
《豊穣のアルテミス》についてはこちらの記事で効果やエンジェルパーミッションデッキの回し方など、詳しく紹介しています。
《自爆スイッチ》
《自爆スイッチ/Self-Destruct Button》
通常罠
自分のライフポイントが相手より7000以上少ない時に発動する事ができる。
お互いのライフポイントは0になる。
遊戯王OCGではバーンデッキや奇襲性が高いデッキはサイドデッキでの対策が比較的しやすく、大会では1勝目を勝ち取ることができても2戦目以降の勝利を目指すのが難しい傾向。
そうした時に便利なのが《自爆スイッチ》。1勝目を勝ち取った後、サイドデッキから《自爆スイッチ》を山札に加えます。
《神の宣告》を3積みし、自分のライフポイントを削りきったタイミングで《自爆スイッチ》を発動。1勝2分けに持ち込んで勝利を目指します。なお相手も《神の宣告》をデッキに投入している場合《自爆スイッチ》の発動を、相手の《神の宣告》で防がれる可能性がある点は要注意。
《終焉のカウントダウン》
遊戯王のうざいデッキ・嫌われるデッキをまとめたこちらの記事でも紹介した《終焉のカウントダウン》。発動から20ターン凌ぎきれば自分がデュエルに勝利するという、特殊勝利を目指すカードです。
《終焉のカウントダウン》デッキと《神の宣告》の相性は非常に良いです。回し方は以下の通り。《終焉のカウントダウン》を3積みし、なおかつデッキに大量のドローソースを入れ、何としても1ターン目に《終焉のカウントダウン》を引きます。
1ターン目に《終焉のカウントダウン》を引いたら、後のターンは《神の宣告》などの妨害カードでひたすら耐え抜きます。「発動から20ターン」耐えるのが勝利条件ですが、ターンの数え方は「自分のターンで1ターン、相手のターンで1ターン」。よって実質10ターン凌げば勝利。うまくいけば《神の宣告》だけで3ターン稼げます。
残りは《速攻のかかし》や《クリフォトン》《一時休戦》などを活用して凌ぎましょう。
《神の宣告》が制限カードに指定されていた理由
《神の宣告》が制限カードに指定されていた理由は、主に2つ。1つは効果を無効にできる範囲が広いこと。もう1つはリンク召喚などを無効にできることです。
例えば対戦相手のペンデュラム召喚に対して《神の宣告》を発動した場合、ペンデュラム召喚を無効にした上で相手のモンスターを破壊できます。
こうしたメリットの大きさを鑑みて制限カードに指定されていましたが、罠カード特有の現環境における「遅さ」が理由となり最終的に制限解除に至りました。
《神の宣告》のレアリティ解説。販売・買取価格が高騰するカードは?
《神の宣告》のレアリティは以下の通り。
- ノーマル
- スーパーレア
- ウルトラレア
- ゴールドシークレットレア
このうち、特に買取で高く評価されているのはウルトラレアとゴールドシークレットレアとなります。今回の記事では特にこの2つに焦点を絞って買取価格を紹介します。
《神の宣告》買取・販売価格 相場一覧
《神の宣告》ウルトラレア | 2000円 |
《神の宣告》ゴールドシークレットレア | 800円 |
《神の宣告》ウルトラレアの買取・販売価格 twitter相場
#遊戯王 買取情報
【エルシャドール・ネフィリム】シク¥55,000 ウル¥800 レリ¥900
【神の宣告】ウルトラ ¥2,000
【貪欲な壺】レリーフ ¥1,000
【D・HERO ディスクガイ】ウルトラ ¥400 pic.twitter.com/HW6xN0pgn9
《神の宣告》ゴールドシークレットレアの買取・販売価格 twitter相場
暗黒火炎龍200/TP01 500
蒼穹の機界騎士200/シク800
紫宵の機界騎士400/シク1000
神の宣告ノー、スーパラ50/スー100/ウル1000/シク700
神の通告ノー、レア100/ウル、スー200/シク800
神の警告50/スーパラ150/ゴルシク800 pic.twitter.com/IGIFFpB2wj