ペガサス・J・クロフォードとは?使用デッキ・過去・シンディアとの関係・セリフを徹底紹介

ペガサス・J・クロフォードとは

マジック&ウィザーズの創始者

ペガサス・J・クロフォードはマジック&ウィザーズの創始者です。マジック&ウィザーズはアニメ・漫画「遊戯王」に登場するカードゲームで、遊戯王OCGのベースになったTCGです。

原作漫画「遊戯王」はそもそもカードゲームを扱う漫画ではなく、学園伝奇ものであり、主人公・武藤遊戯が様々な闇のゲームを仕掛ける物語でした。原作のエピソードの中でマジック&ウィザーズがもっとも人気が高かったことから、遊戯王はカードゲーム漫画へと舵を切ります。

ちなみに遊戯が戦う闇のゲームはロシアンルーレット的な内容から、TRPGまで色々。マジック&ウィザーズ以外の闇のゲームで商品化され、人気が出たゲームには16巻に登場した「遊戯王ダンジョンダイスモンスターズ(DDM)」があります。TRPGとしてのDDMは遊戯王OCGほどには人気が出ませんでしたが、原作漫画のエピソードには人気があり、DDMに登場したキャラクターがOCG化される例も。

ペガサスがマジック&ウィザーズを作り出したのは、おそらく彼が17歳の時だと推定されます。17歳でマジック&ウィザーズを生み出すところに彼の天才性が現れています。

ペガサス・J・クロフォードのプロフィール

生年月日10月8日
星座天秤座
身長188cm
体重65kg
血液型A型
好きな食べ物ワイン/ゴンゴンゾーラ・チーズ
嫌いな食べ物イカ
国籍アメリカ
職業ゲームデザイナー/起業家
血縁者
初出決闘者の王国編

千年アイテムの使い手として闇のゲームを実施


ペガサス・J・クロフォードは千年アイテムの1つ「千年眼(ミレニアム・アイ)」の所持者として、闇のゲームを行います。前述の通り、決闘者の王国(デュエリスト・キングダム)を主催したのもペガサス。ペガサスが本拠地を構える島、通称「王国」に集められたデュエリストは莫大な賞金をかけ、バトルロイヤル形式のデュエルに参加しました。

ペガサスは千年眼の力により、相手の思考を読み取ったり、相手の魂をアイテムに封印する力を持ちます。相手の手札やデッキの内容等もこの力によって読み取ることができるため、ペガサスはマジック&ウィザーズの創始者にして絶対的王者として君臨。

ペガサスは絶対的な力のもと決闘者の王国を主催することで、遊戯を倒し、海馬コーポレーションを乗っ取ることを企てます。決闘者の王国の開催時点で海馬は遊戯とのデュエルの後遺症で昏睡状態。社長不在に陥った海馬コーポレーションは経営危機に陥っており、同社の幹部「ビッグ5」は経営悪化の原因を作った遊戯を疎ましく感じています。ペガサスとビッグ5は結託し、会社を自分たちの思い通りにすることを計画するのです。

「千年眼」と「マインド・スキャン」とは


千年眼とは前述のとおり、千年アイテムの1つ。千年眼以外の千年アイテムには、武藤遊戯が所持する「千年パズル」や獏良了が所持する「千年リング」があります。

千年眼の能力が「マインド・スキャン」。他の千年アイテムと異なり、使用者には「眼球を1つ潰す」という試練が与えられます。ペガサスは「マインド・スキャン」の力によって、相手の心を読み、手札を把握することでデュエリストとしての絶対的な力を手にしていました。ただしアニメ版では千年眼を失った後も、デュエリストとしての高い実力を見せつけており、ベースとなるデュエルの能力自体も高いです。マジック&ウィザーズの創始者としての肩書きは伊達ではないですね。

千年眼には眼球を1つ犠牲にする試練を乗り越えたものには、ひととき願いが聞き届けられるという効果もあります。ペガサスは試練を乗り越え、最愛の女性「シンディア」との再会を望みます。シンディアとの再会は実現しましたが、それはあくまで「ひととき」のことに過ぎませんでした。

ペガサスは最愛のシンディアのカードを所持しています。ペガサスは「立体化したシンディア」と共に過ごすことを願い、海馬コーポレーションの買収に乗り出します。

ペガサス最愛の女性「シンディア」との関係

ペガサスは資産家の家庭に生まれた子供。いわゆる上流階級であり、小さな頃からよく社交場に連れて行かれました。そして10歳の時、彼は社交場でシンディアと出会います。

ペガサスとシンディアは互いに惹かれ合い、愛を深めますが、7年後にシンディアが亡くなります。失意の底に叩き落とされたペガサスは、抜け殻のようになりながら、やがてエジプトの死生観に強い関心を抱きます。

エジプトに出向いたペガサス。彼はそこで墓守のシャーディーと出会い、王家の墓を覗き見た罰として、千年眼を植えつけられる罰を受けます。ペガサスは試練を乗り越え、マインド・スキャンの能力を手にします。彼がエジプトで見た壁画からインスピレーションを得て、マジック&ウィザーズを考案するのはこの後のことです。

ペガサス・J・クロフォードの使用デッキ


ペガサス・J・クロフォードの使用デッキを見ていきます。

トゥーン

幼い頃からカートゥーンの世界を愛してやまないペガサスの使用デッキは「トゥーン」。カートゥーンの世界をそのままカード化したようなカードカテゴリです。

トゥーン・モンスターはトゥーン・ワールドの中に住む生命体。そのことからペガサス・J・クロフォードの使用するトゥーンデッキのモンスターは「相手のトゥーンモンスター以外のあらゆるモンスターに戦闘破壊されない」という耐性を持っていました。このトリッキーな耐性効果に遊戯も海馬も苦戦することとなります。

弱点は《トゥーン・ワールド》の破壊。トゥーン・モンスターはトゥーン・ワールドの中の生命体のため《トゥーン・ワールド》が破壊されると彼らもまた消えてしまいます。遊戯は《マジカルシルクハット》《聖なるバリア – ミラーフォース – 》などのカードを活用して《トゥーン・ワールド》を破壊します。

ちなみにOCGにてトゥーンが登場したのは第2期。OCG化に当たっては「相手のトゥーンモンスター以外のあらゆるモンスターに戦闘破壊されない」という効果が当時としては強力すぎると判断され、耐性効果は付与されませんでした。加えて召喚酔いやライフコストの支払いなど様々なデメリットが付けられ、代わりに与えられたアドバンテージは「直接攻撃」。

メリットに対して、長らくデメリットがクローズアップされがちで「使いづらい」カテゴリとして扱われることになりました。

トゥーンが原作に近い耐性効果で大幅強化されるのは、2015年「コレクターズパック-運命の決闘者編-」発売時のこと。登場した新規カード《トゥーン・キングダム》のカードテキストは以下の通り。

フィールド魔法

(1):このカードの発動時の効果処理として、自分のデッキの上からカード3枚を裏側表示で除外する。

(2):このカードのカード名は、フィールドゾーンに存在する限り「トゥーン・ワールド」として扱う。

(3):このカードがフィールドゾーンに存在する限り、自分フィールドのトゥーンモンスターは相手の効果の対象にならない。

(4):自分フィールドのトゥーンモンスターが戦闘・効果で破壊される場合、代わりに破壊されるモンスター1体につき1枚、自分のデッキの上からカードを裏側表示で除外できる。

デッキ破壊を伴うものの、《トゥーン・ワールド》の効果を保持しつつ、トゥーンに効果耐性と破壊耐性を付与することが可能になりました。

ペガサス・J・クロフォードの使用カード

《トゥーン・ワールド》

永続魔法
1000LPを払ってこのカードを発動できる。

《トゥーン・ワールド》は単体のみではライフコストを支払うデメリットのみを持ちますが、他のトゥーンモンスターの発動に必須のカードです。ただし現環境では《トゥーンワールド》の上位互換として《トゥーン・キングダム》が存在するため、《トゥーンワールド》を優先的に採用する価値は低いです。

現在は《魔法都市エンディミオン》《王立魔法図書館》に魔力カウンターを載せるための材料として、《トゥーンのもくじ》と共に採用されるケースが多いです。

《サウザンド・アイズ・サクリファイス》

融合・効果モンスター
星1/闇属性/魔法使い族/攻 0/守 0
「サクリファイス」+「千眼の邪教神」
(1):このカードがモンスターゾーンに存在する限り、
このカード以外のフィールドのモンスターは表示形式を変更できず、攻撃できない。
(2):1ターンに1度、相手フィールドのモンスター1体を対象として発動できる。
その相手モンスターを装備カード扱いとしてこのカードに装備する(1体のみ装備可能)。
(3):このカードの攻撃力・守備力は、このカードの効果で装備したモンスターのそれぞれの数値になり、
このカードが戦闘で破壊される場合、代わりに装備したそのモンスターを破壊する。

《トゥーン・デーモン》

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遊戯とペガサスのデュエルは原作漫画のハイライトの1つ

原作のハイライトの1つが、ペガサスと遊戯のデュエルです。遊戯はペガサスの千年眼の力で引いたカードをなすすべもなく見破られてしまいます。しかも《トゥーン・ワールド》の効果でペガサスのフィールドのモンスターはトゥーンに姿を変え、耐性を得ます。

追い詰められた遊戯はエースモンスター《ブラック・マジシャン》を《マジカルシルクハット》に隠して撹乱します。しかしそれでもペガサスは遊戯の心を読み、《ブラック・マジシャン》の隠し場所を当ててしまいます。

追い詰められた遊戯は、ペガサスに心を読まれる前にもう一人の自分と瞬時に心を入れ替える戦術「マインド・シャッフル」を編出します。

遊戯とペガサスのデュエルのクライマックスは本編を読むまでのお楽しみです。トゥーンを駆使するペガサスに対し、《マジカルシルクハット》《聖なるバリア -ミラーフォース-》など長らく遊戯自身が愛用してきたカードで立ち向かう姿は非常にかっこいいですよ!

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そもそもペガサスが海馬コーポレーションを乗っ取ろうとした理由は?

ペガサスが決闘者の王国を主催し、海馬コーポレーションを乗っ取ろうとした理由は前述の通り、最愛の女性シンディアにあります。

カード化したシンディアと立体化した姿で再開するためには、ペガサスにとって何が何でも海馬コーポレーションのソリッドビジョンは手に入れたいテクノロジーでした。よって海馬が昏睡状態にあるタイミングを突いて、ビッグ5と結託したのです。

ちなみに海馬コーポレーションのソリッドビジョンに近しい、カードの立体映像化はAR技術によって実現が近づいています。こちらのページには、SwiftとXCodeで《青眼の白龍》のカードに、《青眼の白龍》の3Dオブジェクトを表示して擬似的にソリッドビジョンを実現する様子が実際のコード付きで解説されています。

・休日2日を生け贄に青眼の白龍を召喚!

ペガサス・J・クロフォードの最期

闇バクラによる暗殺

ペガサス・J・クロフォードは最期、闇バクラによって暗殺されます。闇バクラがペガサスを襲撃した目的は、千年眼の強奪。彼は冥土の土産に、千年眼のレプリカを彼の元に残します。

闇のゲームではなく直接の襲撃によって命を落とすキャラクターは、遊戯王ではかなり稀です。

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ペガサス・J・クロフォードの名言・セリフ

ペガサスの名言・セリフはこちらにてまとめています。思わず真似したくなる特徴的な語尾が面白いですね。
https://mable.hacca.jp/?p=1492