遊戯王【マジカル・エクスプロージョン1キル】デッキレシピ・回し方・禁止理由・代替カード解説

【マジカル・エクスプロージョン1キル】とは

【マジカル・エクスプロージョン1キル】デッキコンセプト

通常罠(禁止カード)
自分の手札が0枚の時に発動する事ができる。
自分の墓地に存在する魔法カードの枚数×200ポイントダメージを
相手ライフに与える。

【マジカル・エクスプロージョン1キル】は大量の魔法カードを1ターンで墓地に落とし、《マジカル・エクスプロージョン》と墓地の罠カードの効果をコピーする《闇よりの罠》をセット。相手1ターン目に2枚を発動し《マジカル・エクスプロージョン》2回分のバーンダメージを与え、1キルを目指すものです。


「自分の1ターン目にいかに大量の魔法カードを墓地肥やしにできるか」がデッキ構築のポイント。大量のドローソースと手札交換カードでデッキを圧縮しつつ、魔法カードを墓地で肥やす形がもっともシンプル。《トレード・イン》《トゥーンのもくじ》《ブルーアイズ・トゥーン・ドラゴン》《手札抹殺》《手札断殺》《魔法石の採掘》といったカードは特に汎用性が高く、採用されることが多いです。

《トレード・イン》《トゥーンのもくじ》《ブルーアイズ・トゥーン・ドラゴン》の3枚の採用理由は、《トレード・イン》による2ドローと《トゥーンのもくじ》による墓地肥やし。《トゥーンのもくじ》を3枚採用して《トゥーンのもくじ》で《トゥーンのもくじ》をサーチ。3枚目の《トゥーンのもくじ》のサーチ先を《ブルーアイズ・トゥーン・ドラゴン》に指定し、手札に加えた同カードを《トレード・イン》で墓地に送ります。
合計で5枚の墓地肥やしと、2ドローが可能です。

また【マジカル・エクスプロージョン1キル】では【帝】を構築に組み込むこともあります。【帝】のギミックを採用した【マジカル・エクスプロージョン1キル】は【マジエク帝】と略称でも呼ばれます。

主な【帝】の採用カードは《冥帝エレボス》《汎神の帝王》。特に《冥帝エレボス》は星8のため《トレード・イン》に対応していることに加え、《冥帝エレボス》が墓地にある場合、自身を含む「墓地の攻撃力2400以上で守備力1000のモンスター」を【帝】魔法・罠1枚をコストに手札にサルベージ可能。手札に《トレード・イン》と【帝】魔法・罠があれば、再度墓地送りにしてドローを重ねるというコンボが可能です。

今回紹介する【マジカル・エクスプロージョン1キル】のサンプルレシピは、こうした【帝】ギミックとドローブーストを掛け合わせたものです。


なお《マジカル・エクスプロージョン》は2019年12月現在、禁止カードに指定されています。
そこで記事の後半では《マジカル・エクスプロージョン》の代替カードとして《残骸爆破》を紹介。より墓地肥やしのスピードと枚数が求められる《残骸爆破》1キルのギミックとして、【ライトロード】と組み合わせたデッキのサンプルレシピも紹介します。

【マジカル・エクスプロージョン1キル】基本戦術

【マジカル・エクスプロージョン1キル】の基本戦術は、大量のドローソースと手札交換を活用して1ターンでデッキを引き切りつつ、魔法カードを20枚以上墓地に落とすもの。魔法・罠ゾーンに《マジカル・エクスプロージョン》《闇よりの罠》をセットし、相手ターンに2枚を発動。墓地の魔法カード1枚につき、《マジカル・エクスプロージョン》で200バーンを与えます。魔法カード20枚を落とした場合、1枚で4000バーン。《マジカル・エクスプロージョン》の効果をコピーする《闇よりの罠》によってさらに4000バーンを与え、1キルを行います。


《闇よりの罠》の発動条件は、自分のライフポイントが3000を下回っており、なおかつコストとして1000LPの支払いができること。発動条件を満たすため【マジカル・エクスプロージョン1キル】で《闇よりの罠》を採用する場合、フィールド魔法に《チキンレース》を3枚採用。なおかつフィールド魔法の効果コピーができる《擬似空間》も3枚採用。実質的に《チキンレース》を6枚採用していることとなり、6000LPの支払いが可能です。

《チキンレース》1枚と《擬似空間》1枚が手札にある場合、回し方は以下の通り。
  • 1.《チキンレース》をセット
  • 2.《チキンレース》2の効果で1000LPを支払い、《チキンレース》を破壊
  • 3.《擬似空間》で《チキンレース》の効果をコピー。
  • 4.《擬似空間》でコピーした《チキンレース》2の効果で1000LPを支払い、1ドロー。
  • 5.ドローした《チキンレース》(2枚目)をセットし、3でセットした《擬似空間》(1枚目)を墓地に送る
  • 6.チキンレース(2枚目)2の効果で1000LPを支払い、《チキンレース》を破壊
  • 7.手札の《擬似空間》(2枚目)で《チキンレース》(2枚目)の効果をコピー
  • 8.以下繰り返し

《マジカル・エクスプロージョン》が禁止カードに指定された理由は?

《マジカル・エクスプロージョン》は2018年7月、リミットレギュレーションの改定により禁止カードに指定されました。
2018年7月時点、《マジカル・エクスプロージョン》は公式大会で目立った成績を納めていたわけではありませんでした。何故、《マジカル・エクスプロージョン》は禁止カード入りしたのでしょうか?


禁止カードへの指定の理由は2つと考えられます。

1つ目の理由は【閃刀姫】に対する規制。
《マジカル・エクスプロージョン》は2018年7月時点、環境トップクラスのカテゴリの【閃刀姫】で出張採用される機会が多かったカードです。【閃刀姫】の特徴は基本的にフィールドに展開するモンスターは一体のみで、大量の魔法カードを使用してデュエルを行うこと。
代表的なキーカードは《閃刀姫-レイ》と《閃刀起動-エンゲージ》。特に《閃刀起動-エンゲージ》は【閃刀姫】カード1枚のサーチに加えて、墓地の魔法カードが3枚以上であればさらに1ドローという強力なカード。

効果モンスター
星4/闇属性/戦士族/攻1500/守1500
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードをリリースして発動できる。
EXデッキから「閃刀姫」モンスター1体をEXモンスターゾーンに特殊召喚する。
この効果は相手ターンでも発動できる。
(2):このカードが墓地に存在する状態で、
自分フィールドの表側表示の「閃刀姫」リンクモンスターが相手の効果でフィールドから離れた場合、
または戦闘で破壊された場合に発動できる。
このカードを特殊召喚する。

通常魔法(準制限カード)
(1):自分のメインモンスターゾーンにモンスターが存在しない場合に発動できる。
デッキから「閃刀起動-エンゲージ」以外の「閃刀」カード1枚を手札に加える。
その後、自分の墓地に魔法カードが3枚以上存在する場合、
自分はデッキから1枚ドローできる。

環境で活躍していた【閃刀姫】に対し、2018年7月のリミットレギュレーションでは《閃刀機-ホーネットビット》が制限入りするという改定が行われました。【閃刀姫】で出張採用される《マジカル・エクスプロージョン》に対しても、【閃刀姫】への調整の一環としてレギュレーションの見直しが行われたと考えられます。

もう1つは先行1キル対策。遊戯王OCGは基本的に先行優位のゲームであり、条件が整えば先行1キルが可能でもあります。この点は遊戯王OCGの、TCGとしての欠点と指摘されることも多く「遊戯王はオワコン」という批判を招く原因でもあります。


【マジカル・エクスプロージョン1キル】は先行1キルの代表的なデッキの一例です。よって先行1キル対策として、中心的なカードである《マジカル・エクスプロージョン》に規制が入ったと考えられます。


繰り返しにはなりますが《マジカル・エクスプロージョン》が2018年当時、環境で「大活躍していたわけではない」ことも事実です。よって禁止カードの指定は厳しい処置にも思えます。
つまり《マジカル・エクスプロージョン》の禁止入りは、その後のカードプールの変化を先取りしたレギュレーションという可能性もあります。今後、魔法カードをより大量に墓地に落とすことができるカードが登場するのかもしれません。

【マジカル・エクスプロージョン1キル】カード一覧

【マジカル・エクスプロージョン1キル】モンスター

《冥帝エレボス》

効果モンスター
星8/闇属性/アンデット族/攻2800/守1000
このカードはアドバンス召喚したモンスター1体をリリースしてアドバンス召喚できる。
(1):このカードがアドバンス召喚に成功した場合に発動できる。
手札・デッキから「帝王」魔法・罠カード2種類を墓地へ送り、
相手の手札・フィールド・墓地の中からカード1枚を選んでデッキに戻す。
(2):このカードが墓地にある場合、1ターンに1度、
自分・相手のメインフェイズに手札から「帝王」魔法・罠カード1枚を捨て、
自分の墓地の攻撃力2400以上で守備力1000のモンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを手札に加える。

【帝】の最上級モンスターの一体。星8・闇属性のため《トレード・イン》《闇の誘惑》に対応し、《冥帝エレボス》が墓地にある場合は手札の【帝王】魔法・罠1枚をコストに、手札へとサルベージ可能。よって手札から星8モンスターを墓地に送ることで2ドローできる《トレード・イン》との相性が極めて良好。
1の効果によってアドバンス召喚時に手札・デッキから【帝王】魔法・罠2種類を墓地に送ることができるのも、《マジカル・エクスプロージョン》と好相性。墓地で効果発動可能な《汎神の帝王》《帝王の轟毅》に繋げると良いでしょう。

《ジャンク・コレクター》

効果モンスター
星5/光属性/戦士族/攻1000/守2200
フィールド上に表側表示で存在するこのカードと
自分の墓地に存在する通常罠カード1枚をゲームから除外して発動する。
このカードの効果は、この効果を発動するために
ゲームから除外した通常罠カードの効果と同じになる。
この効果は相手ターンでも発動する事ができる。

表側表示で存在する自身と墓地の罠カード1枚をコストとして除外し、通常罠の効果をコピーし発動することができる効果モンスター。条件さえ整えば、先行1ターン目から罠カードを使用できることが最大のメリット。

先行1ターン目から《ジャンク・コレクター》を使用して罠カードを発動する場合、《ジャンク・コレクター》が星5の上級モンスターであることがデメリット。

  • 《封印の黄金櫃》によってサーチして除外した後、《D.D.R》によって1ターン目に帰還させる
  • 光属性・星4モンスターを通常召喚した後《トランスターン》を発動。サーチと特殊召喚を行う
  • 手札交換や《おろかな埋葬》によって墓地に落とした後、《死者蘇生》で蘇生
  • 《ジャンク・コレクター》以外のモンスターを採用しないデッキ構築にした上で《名推理》を発動して特殊召喚を狙う

といった召喚手段が考えられます。

《封印の黄金櫃》《おろかな埋葬》《死者蘇生》はいずれも制限カードのためサーチに難があるのが欠点。また《名推理》を使用した場合、特殊召喚に失敗する可能性があるのがデメリット。罠モンスターやトークンを生み出す魔法カードをセットで採用し《モンスターゲート》から特殊召喚するルートも考えたいところ。何れにしても《ジャンク・コレクター》を活用するにはやはりドローソースや手札交換の大量採用が必須となるでしょう。

《闇の仮面》

効果モンスター
星2/闇属性/悪魔族/攻 900/守 400
リバース:自分の墓地の罠カード1枚を選択して手札に加える。

墓地の罠カード1枚を回収して手札に加える効果を持つリバースモンスター。採用する場合は《太陽の書》《月の書》《ADチェンジャー》など裏側守備表示の《闇の仮面》の表示形式を即時に変更できるカードをセットでデッキに組み込みましょう。

【マジカル・エクスプロージョン1キル】魔法・罠

《マジカル・エクスプロージョン》

通常罠(禁止カード)
自分の手札が0枚の時に発動する事ができる。
自分の墓地に存在する魔法カードの枚数×200ポイントダメージを
相手ライフに与える。

【マジカル・エクスプロージョン1キル】のキーカード。【マジカル・エクスプロージョン1キル】の特化型構築に加え、魔法カードの使用枚数が多く墓地を肥やしやすい【閃刀姫】との相性も良好。また【連弾バーン】にギミックとしてピン差しするのも面白いです。

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《トレード・イン》

通常魔法
(1):手札からレベル8モンスター1体を捨てて発動できる。
自分はデッキから2枚ドローする。

手札から星8モンスター1体を捨てることで2ドローできる通常魔法。墓地肥やしと2ドローを兼ねている極めて強力な魔法カード。

特殊召喚封じや相手のLP回復などデメリットが存在せず、なおかつ2ドローができる貴重なカードです。《冥帝エレボス》を《トレード・イン》によって墓地に送れば、《トレード・イン》の効果で2ドローしつつ《冥帝エレボス》の効果で手札にサルベージ可能。2ドローを複数回狙う回し方ができます。

《名推理》

(1):相手は1~12までの任意のレベルを宣言する。
通常召喚可能なモンスターが出るまで自分のデッキの上からカードをめくり、
そのモンスターのレベルが宣言されたレベルと同じ場合、
めくったカードを全て墓地へ送る。
違った場合、そのモンスターを特殊召喚し、
残りのめくったカードは全て墓地へ送る。

対戦相手が1~12までの任意のモンスターのレベルを宣言。自身は自分のデッキの上から通常召喚可能なモンスターが出るまでデッキをめくり、「相手が宣言したレベル」と「自分が引いた通常召喚可能なモンスターのレベル」が一致していれば召喚失敗。不一致であれば特殊召喚する通常魔法。

なお「通常召喚」とは下級モンスターの召喚およびアドバンス召喚を指しています。

名推理でもっとも宣言されやすいのは、レベル8。

レベル8は上級モンスターが集中するレベル帯である上、《トレード・イン》に対応しており採用するデュエリストが多いことが特徴。アドバンス召喚をするにはコストが高く、《トレード・イン》で2ドローの要員にするか《名推理》で特殊召喚することでアドバンテージが得られます。こうした狙いは比較的読まれやすく、対戦相手は《名推理》を発動するとレベル8を宣言するケースが多いです。


《名推理》は《モンスターゲート》と並び、現在の環境では特殊召喚効果そのもの以上に、大量の墓地肥やしを可能とする魔法カードとして注目されています。あえてデッキの「通常召喚可能なモンスター」の比率を減らすことで、大量の墓地肥やしができます。【マジカルエクスプロージョン1キル】では《冥帝エレボス》以外のモンスターを採用せず、20枚以上の魔法カードの墓地肥やしのために《名推理》を採用するといった運用が考えられます。

《モンスターゲート》

通常魔法
(1):自分フィールドのモンスター1体をリリースして発動できる。
通常召喚可能なモンスターが出るまで自分のデッキの上からカードをめくり、
そのモンスターを特殊召喚する。
残りのめくったカードは全て墓地へ送る。

フィールドのモンスター1体をリリースすることで、デッキからカードをめくり最初に引いた「通常召喚可能なモンスター」を特殊召喚する通常魔法。《名推理》と異なり、1体のリリースを要求する代わりにモンスター1体を確実に特殊召喚可能です。

《汎神の帝王》

通常魔法
「汎神の帝王」の(2)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):手札の「帝王」魔法・罠カード1枚を墓地へ送って発動できる。
自分はデッキから2枚ドローする。
(2):墓地のこのカードを除外して発動できる。
デッキから「帝王」魔法・罠カード3枚を相手に見せ、相手はその中から1枚選ぶ。
そのカード1枚を自分の手札に加え、残りをデッキに戻す。

手札の【帝王】魔法・罠1枚をコストに、2ドローできる強力なドローソース。1の効果を使用した後も、2の効果を墓地で発動可能。デッキから【帝王】魔法・罠を3枚サーチ。相手に1枚選ばせ、そのカード1枚を手札に加えられます。

《帝王の深怨》

通常魔法
「帝王の深怨」は1ターンに1枚しか発動できない。
(1):手札の攻撃力2400/守備力1000のモンスター1体
または攻撃力2800/守備力1000のモンスター1体を相手に見せて発動できる。
デッキから「帝王の深怨」以外の「帝王」魔法・罠カード1枚を手札に加える。

《冥帝エレボス》《汎神の帝王》は手札に【帝王】魔法・罠を保持していることが、効果発動の条件に含まれます。たとえば《汎神の帝王》は手札に【帝王】魔法・罠が1枚以上存在しなければ、2ドローの条件を満たせません。《帝王の深怨》は【帝王】魔法・罠のサーチ手段として非常に有用。《冥帝エレボス》を手札に持っている場合、手札から《冥帝エレボス》を公開することで【帝王】魔法・罠をサーチできます。


《冥帝エレボス》《汎神の帝王》《帝王の深怨》《トレード・イン》をいずれも採用することで、下記のようなデッキの回し方が可能です。採用枚数は3枚ずつがおすすめです。なおかつ《テラフォーミング》《真帝王領域》を1枚ずつ採用することを推奨します。

  • 0.《テラフォーミング》から《真帝王領域》をサーチ。
  • 1.《帝王の深怨》を発動。《冥帝エレボス》を手札から公開して《汎神の帝王》をサーチ
  • 2.《汎神の帝王》を発動。手札の《真帝王領域》を捨てて2ドロー
  • 3.墓地の《汎神の帝王》を除外。【帝王】魔法・罠を1枚手札に加える
  • 4.《トレード・イン》発動。《冥帝エレボス》を捨てて2ドロー
  • 5.墓地の《冥帝エレボス》の効果発動。3で加えた魔法・罠を捨てて《冥帝エレボス》を手札にサルベージ
  • 6.《トレード・イン》発動。《冥帝エレボス》を捨てて2ドロー

一連の流れで墓地肥やしと6ドローが可能です。

《真帝王領域》

フィールド魔法
(1):自分のエクストラデッキにカードが存在せず、
自分フィールドにのみアドバンス召喚したモンスターが存在する場合、
相手はエクストラデッキからモンスターを特殊召喚できない。
(2):自分のアドバンス召喚したモンスターの攻撃力は、
相手モンスターに攻撃するダメージ計算時のみ800アップする。
(3):1ターンに1度、自分メインフェイズにこの効果を発動できる。
自分の手札の攻撃力2800/守備力1000のモンスター1体を選び、
そのモンスターのレベルをターン終了時まで2つ下げる。

《無の煉獄》

通常魔法
自分の手札が3枚以上の場合に発動できる。
自分のデッキからカードを1枚ドローし、
このターンのエンドフェイズ時に自分の手札を全て捨てる。

《チキンレース》

フィールド魔法
(1):このカードがフィールドゾーンに存在する限り、
相手よりLPが少ないプレイヤーが受ける全てのダメージは0になる。
(2):お互いのプレイヤーは1ターンに1度、
自分メインフェイズに1000LPを払って以下の効果から1つを選択して発動できる。
この効果の発動に対して、お互いは魔法・罠・モンスターの効果を発動できない。
●デッキから1枚ドローする。
●このカードを破壊する。
●相手は1000LP回復する

《擬似空間》

フィールド魔法
(1):1ターンに1度、自分の墓地からフィールド魔法カード1枚を除外して発動できる。
エンドフェイズまで、このカードは除外したカードと同名カードとして扱い、同じ効果を得る。

《闇よりの罠》

通常罠
(1):自分LPが3000以下の時、1000LPを払い、
「闇よりの罠」以外の自分の墓地の通常罠カード1枚を対象として発動できる。
このカードの効果は、その墓地の通常罠カード発動時の効果と同じになる。
その後、その墓地の通常罠カードを除外する。

《残骸爆破》

通常罠
自分の墓地のカードが30枚以上存在する場合に発動する事ができる。
相手ライフに3000ポイントダメージを与える。

【マジカル・エクスプロージョン1キル】デッキサンプルレシピ・回し方・動かし方

モンスター枚数
《冥帝エレボス》3

 

魔法枚数
《汎神の帝王》3
《真帝王領域》1
《帝王の深怨》3
《チキンレース》3
《擬似空間》3
《テラ・フォーミング》1
《トレード・イン》3
《暗黒界の取引》2
《魔法石の採掘》3
《手札抹殺》1
《無の煉獄》3
《強欲で謙虚な壺》1
《闇の誘惑》1
《魔導契約の扉》1
枚数
《マジカル・エクスプロージョン》1
《闇よりの罠》1

《マジカル・エクスプロージョン》の代替カード一覧

前述の通り《マジカル・エクスプロージョン》は2018年に禁止カードに指定されており、2019年12月現在、デッキへの採用は不可です。ここからは【マジカルエクスプロージョン1キル】に近しい構築を可能とするカードを紹介していきます。

《残骸爆破》

通常罠
自分の墓地のカードが30枚以上存在する場合に発動する事ができる。
相手ライフに3000ポイントダメージを与える。

残骸爆破は自分の墓地のカードが30枚以上存在する場合に発動可能な通常罠。相手ライフに3000ポイントのダメージを与えます。《残骸爆破》は《マジカル・エクスプロージョン》と異なり、リミットレギュレーションで制限・禁止の指定を受けていないため3枚採用が可能。3枚発動に成功すれば先行1キル可能です。


《残骸爆破》は《マジカル・エクスプロージョン》と異なり、墓地肥やしのカードの種類を問いません。《マジカル・エクスプロージョン》は墓地肥やしのうち、魔法カードのみをカウントします。一方で《残骸爆破》はカードの種類を問わず、30枚の墓地肥やしがあれば発動可能。よって高速な墓地肥やしを可能とするカテゴリとの相性が良好です。今回は【ライトロード】と《残骸爆破》を組み合わせたデッキを紹介します。

《マジカル・エクスプロージョン》代替カード採用デッキのサンプルレシピ&回し方

モンスター7枚
《ライトロード・アサシン ライデン》 
《ライトロード・サモナー ルミナス》3
《ジャンク・コレクター》1
魔法30枚
無の煉獄》3
《打ち出の小槌》1
《魔法再生》1
《連続魔法》1
《暗黒界の取引》3
《手札抹殺》1
《手札断殺》3
《デーモンの宣告》1
《魔法石の採掘》3
《カード・アドバンス》1
《ソーラーエクスチェンジ》3
《光の援軍》3
《ブーギートラップ》3
《増援》1
《成金ゴブリン》1
ワンダー・ワンド》1
4枚
《残骸爆破》2
《強制接収》1
《魔力の棘》1

初手は《光の援軍》《増援》、その他各種ドローソースと手札交換によって【ライトロード】モンスターを手札に一枚でも多く引き込みつつ、《ライトロード・アサシン ライデン》1枚を墓地に落とします。

《ライトロード・サモナー ルミナス》を通常召喚し、《ライトロード・サモナー ルミナス》1の効果で墓地の《ライトロード・アサシン ライデン》を特殊召喚。《ライトロード・サモナー ルミナス》に《ワンダー・ワンド》を装備してリリースし、2ドロー。残りの手札の【ライトロード】モンスターは《ソーラーエクスチェンジ》のコストにして2ドロー。

《カードアドバンス》の効果によってデッキトップから5枚を好きな順番に入れ替え。《デーモンの宣告》でデッキトップを当ててドロー。《カードアドバンス》の効果によって追加で1回アドバンス召喚が可能となります。《ライトロード・アサシン ライデン》をリリースして《ジャンク・コレクター》をアドバンス召喚。

以後は《手札抹殺》《手札断殺》を使用し、《魔力の棘》《強制接収》を墓地に落とすことを狙います。効率的に墓地を肥やすために《手札抹殺》を繰り返し《魔法石の採掘》で回収して効果を発動することも狙います。

墓地に落とした《魔力の棘》と《ジャンク・コレクター》を対象に《ジャンク・コレクター》の効果を発動。《魔力の棘》を発動し、相手が手札を捨てた時のバーン効果を有効に。

《強制接収》を《ブーギートラップ》で回収し、セット。《暗黒界の取引》の効果をトリガーに《強制接収》を発動。

《無の煉獄》を発動し、1ドローの代わりにターン終了時に手札を捨てます。手札を捨てる効果が《強制接収》の効果によって相手にも及ぶため、相手の手札も自分ターン終了時に0になります。相手が5枚手札を捨てるため、2500バーン。

最後に《残骸爆破》を最低2枚セットしてターンエンド。相手ターンに発動することで1キル完了。


デッキ構築のポイントは「30枚の墓地肥やしが可能か」。
まず墓地肥やしの主要ギミックは【ライトロード】。

  • 《光の援軍》1枚につき、デッキの上から3枚墓地肥やし。3積みによって最大9枚墓地肥やし
  • 《ソーラー・エクスチェンジ》1枚につき、デッキの上から2枚墓地肥やし+手札から1体【ライトロード】を墓地肥やし。3積みによって最大9枚墓地肥やし
  • 《ライトロード ・アサシン ライデン》召喚成功時、メインフェイズに2枚墓地肥やし
  • 《ライトロード・サモナー ルミナス》効果で、手札から1枚墓地肥やし

《光の援軍》(3枚)、《ソーラー・エクスチェンジ》(3枚)、《ライトロード ・アサシン ライデン》(1枚)、《ライトロード・サモナー ルミナス》(1枚)を想定した通りに使用できれば、21枚の墓地肥やしが可能。
残り9枚は

  • 《手札抹殺》を1回発動。初期手札5枚に対して発動した場合、5枚の墓地肥やし
  • 《無の煉獄》をターン終了時に発動することで、自分の手札を全て墓地肥やし

によって満たすことができます。