《七福神ドラゴン / Shichifukujin Dragon》とは
「もっとも希少なトレーディングカード」の1枚としてギネス認定
《七福神ドラゴン / Shichifukujin Dragon》は、この世に一枚しか存在しない「もっとも希少なトレーディングカード」としてギネスブックに認定されているトレーディングカードです。同じく1枚しか発行されていない《1996 World Champion》と共にギネス世界記録です。
日本のDCIトーナメントセンター設立記念で発行された1枚
《七福神ドラゴン》が発行されたのは、1996年。マジック:ザ・ギャザリングの管理を行う組織「DCI」の日本支部、渋谷DCIジャパントーナメントセンターが渋谷駅前にオープンした際に記念として発行されました。現在は閉鎖されているものの、当時はデュエル・スペースとカード販売部がセットとなり、マジックの聖地として数々の雑誌でも取材を受けました。平日や休日にふらりと出かけると、著名なマジック・プレイヤーを見かけることもしばしば。
ちなみに渋谷DCIジャパントーナメントセンターは、MTG漫画「すべての人類を破壊する。それらは再生できない」でも主人公たちの訪れる場所として描かれています。
《七福神ドラゴン / Shichifukujin Dragon》の効果
Shichifukujin Dragon (6)(赤)(赤)(赤)
クリーチャー — ドラゴン(Dragon)
Shichifukujin Dragonはその上に+1/+1カウンターが7個置かれた状態で戦場に出る。
(赤)(赤)(赤),Shichifukujin Dragonから+1/+1カウンターを2個取り除く:ターン終了時に、Shichifukujin Dragonの上に+1/+1カウンターを3個置く。この能力は、あなたがソーサリーをプレイできるときにのみプレイできる。0/0
《七福神ドラゴン》は9マナ 0/0のドラゴン。戦場に出るタイミングで+1/+1/カウンターが7個置かれた状態となります。赤マナ3つで、さらに+1/+1となるためマナがあればあるほど強くなるカードです。
《七福神ドラゴン / Shichifukujin Dragon》の展示・公開
《七福神ドラゴン》は渋谷DCIジャパントーナメントセンターが存在していた当時は、店内に現物が保管されていました。その後、トーナメントセンターが閉鎖したのちはホビージャパン本社にてカードが保管。2013年のニコニコ生放送で久しぶりに現物が一般の前に現れました。その後、2018年9月のマジック:ザ・ギャザリングの25周年記念特別展示でアルファ版パワー9と共に展示が行われました。
《七福神ドラゴン / Shichifukujin Dragon》の価格は?
《七福神ドラゴン》は、この世に1枚しか存在せず、カードショップでも出回っていないため一度も「販売価格」が設定されたことがありません。
比較対象はパワー9の《Black Lotus》?
あえて比較対象を挙げるとするならば、アルファ版パワー9の中でもっとも高価な《Black Lotus》でしょう。アルファ版パワー9《Black Lotus》の最新価格は、下記の記事にまとめている通り、美品であれば700万円の価格がついています。ベータ版でも280万円となります。
価格査定さえ難しい「圧倒的な希少性」を誇る《七福神ドラゴン / Shichifukujin Dragon》
アルファ版パワー9の、美品の《Black Lotus》が極めて希少なものであることは確かです。しかし一定枚数が発行された《Black Lotus》と比較すると、1枚しか存在しない《七福神ドラゴン》はより希少です。価格査定さえ難しく、実際に価格をつける場合は数千万円〜1億円以上の査定額が出る可能性が高いのではないでしょうか。