【MTG】GURUランド(グルランド)まとめ!なぜ高い?希少MTG基本土地カード解説

マジック:ザ・ギャザリングには呪文を唱えるために必要なマナを生み出す「土地」というカードがあります。

プレイヤーは基本的に土地から出るマナと呼ばれるものを使って各種カードを唱えます。土地が来ないと何もできず、土地が来すぎても何も出来ません。
マジック・プレイヤーの間では「土地を引きすぎて泣き、土地を引けなくて泣く」という格言も。

土地はマジック:ザ・ギャザリングのパックが発売されると必ず収録されています。そのためイラストのバリエーションは無数に存在しますが、効果はどのカードも一緒。安い土地カードはシングル価格で10円程度でも手に入ります。

しかしそんな「基本土地」カードの中でも、相場が圧倒的に高いものがあります。それが「GURUランド(グルランド)」。

GURUランドの相場相場は1枚3万円〜10万円。人気が高い島の美品価格は12万円です

>>GURUランドを購入したい方はトレカ専門アプリ「magi」をDL

なぜGURUランドだけが、基本土地のなかでずば抜けて相場が高いのか。今回はGURUランドについて解説します。

GURUランドとは

GURUランド(グルランド)とはウィザーズ・オブ・ザ・コースト社(WotC)が、MTGをさらに世の中に普及させるために行っていた「Guru Program」で配布したプロモカード。

ちなみに「Guru」とは、指導者・導師など「教える」という意味です


基本土地カード5種類が限定版としてデザインされています。
GURUランドは、コレクターの間で土地カードとして圧倒的な人気を持ちます。希少な価値を誇る理由は2つ。

  • Guru Program対象地域が北米のみで、それ以外の地域ではGURUランドが配布されなかった
  • 配布期間が1999年7月から2001年2月までと短期であったこと

配布地域が限定しており、配布期間そのものも短かったことからGURUランドは超貴重なカードです。

GURUランドのイラスト

GURUランドは配布地域・配布期間に基づく希少性だけでなく、イラストアドの観点でも人気です。原画を担当したのはテレーズ・ニールセン。

テレーズ・ニールセンはGURUランドの他にも、多数のマジック:ザ・ギャザリングの人気カードを手がけています。

《自然の秩序》

《ニクス毛の雄羊》

《無限への突入》

アクリルガッシュ絵の具で描くキラキラとした発色と、抽象画から生物、自然まで描き分ける画力の高さが特徴。管理人は《ニクス毛の雄羊》がすごく好きで、原画プリントが欲しいのですがなかなか手に入れることができていません・・・。


GURUランドは、テレーズ・ニールセンにとって代表作と言えるシリーズ。GURUランドでは5種類の土地カード全てで、皆既月食を題材としています。

GURUランドの舞台は「ドミナリア」。ドミナリアは太陽と2つの月が存在する次元。本来ある大きな月「霧月」と、人工的に打ち上げた月「虚月」の2つが描かれており、《平地》から《沼》まで徐々に月食が進んでいきます。

GURUランドの効果

GURUランドの効果は、通常の5種類の基本土地と変わりません。

例えば《島》の効果は下記の通り。タップすることで青マナを1つ生み出します。

Island / 島
基本土地 — 島(Island)
(青)

GURUランドの種類

GURUランドの種類は下記の5通り。平地→山→島→森→沼の順番で、皆既月食が進んでいきます。《沼》では完全に重なったダークで美しい月食のイラストが見れますよ。

  • GURUランド:平地
  • GURUランド:山
  • GURUランド:島
  • GURUランド:森
  • GURUランド:沼

GURUランドの相場

GURUランド:平地

太陽も描かれており、太陽・霧月・虚月の3つが綺麗に描かれた美しい1枚。相場は35000円〜6万円程度です。

GURUランド:山

赤マナを生み出します。相場は平地と同程度です。

GURUランド:島

青は非常に人気が高く、平地・山に比べて相場が上がります。おおよそ80000円〜12万円程度です。

GURUランド:森


皆既月食の完成まであと少し。相場は平地・山と同程度。

GURUランド:沼


皆既月食が完成し、非常にダークで美しい景色が現れました。GURUランドのイラストの中では、管理人は《沼》が一番好きです。相場は7万円程度です。