遊戯王OCGで目当てのカテゴリやテーマの主要カードを一挙に揃えたり、イラストアドを狙う際、おすすめなのが「パックの箱買い」です。
今回は
- 遊戯王のボックスの選び方
- 箱買いのメリット・デメリット
- アドが取れるおすすめのボックス
を紹介します!
遊戯王のボックスの選び方
まずは遊戯王のボックスの選び方から見ていきましょう。
より詳しく、1つ1つ見ていきましょう。
環境の優勝デッキに採用されているカードが収録されているボックス
近年、環境の優勝デッキ・最強デッキとして主流なのは【サンダー・ドラゴン】【オルターガイスト】【転生炎獣】など。
【転生炎獣】は「SOUL FUSION」でカテゴリ化され、「CHAOS IMPACT(カオス・インパクト)」でも引き続き強化されているカテゴリ。自己再生効果や墓地からのサルベージ、特殊召喚に強みを持ち、墓地を全面的に活用しながらフィールドを制圧していくのが特徴です。
「CHAOS IMPACT(カオス・インパクト)」の収録内容はこちらの記事で詳しく解説しています。
イラストアドが取れるボックス
遊戯王OCGでは、環境での強さとは別の評価軸として「可愛い女の子」や「可愛い動物」を描いたカードも人気があり、買取価格が高騰しやすいです。イラストアドについては以下の記事で解説しています。イラストアドが取れるカードが収録されているボックスを選ぶのも、おすすめの選び方です。
今後の強化が見込まれるテーマが収録されているボックス
遊戯王OCGでは、海外先行テーマが国内でも大会で結果を残すケースが多いです。代表的な例は【彼岸】【SPYRAL】など。海外先行テーマは毎年、秋に「EXTRA PACK」としてまとめて発売されます。
2019年にEXTRA PACKで登場した海外先行テーマは【未界域】。闇属性・レベル3が主力という恵まれたステータスをもち、今後、環境上位に食い込む可能性が非常に高いテーマです。
自分のデッキと相性が良いボックス
買取価格や最新の大会環境での結果をそこまで気にしないのであれば、純粋に自分の使用デッキと相性が良いボックスを購入するのがベストです。
例えば「レジェンドデュエリスト編3」は【青眼の白龍】【サイバー】など、遊戯王OCG初期からの人気テーマが全面的に強化されたボックスでした。【青眼の白龍】使いであれば必携のボックスです。
カードの買取価格が高いボックス
繰り返しになりますが、近年の環境は海外先行テーマが国内でも猛威を振るうケースが多いです。そのためEXTRA PACKで登場した新テーマの主力カードは登場直後に高騰するケースが多いです。2019年10月現在であれば《未界域のジャッカロープ》が典型的な例。買取価格重視で選ぶのであれば、最新かつ今後の活躍が見込まれるテーマの収録ボックスを選びましょう。
遊戯王のボックスに何パック入っている?
基本パック(ブースターパック)
もっとも基本的な遊戯王ボックスは「基本パック(ブースターパック)」。1ボックスあたり30パックが収録され、1パックには5枚のカードが封入されています。
最新パックは1・4・7・10月の第二土曜日に定期的に発売されています。
エントリーパック
エントリーパックは1ボックス15パック入り・1パック5枚入りのボックスです。パックが縦長の箱に収録されているのが特徴。
収録テーマ・カテゴリを絞り込んだ形で発売されることが多く、初心者でもデッキ構築をしやすいことが特徴。まさに「エントリー」にちょうどいいボックスです。
スペシャルパック
基本パック(ブースターパック)・エントリーパック以外のボックスはいずれも「スペシャルパック」に該当します。
例えば遊戯王OCG20周年を記念して発売された「20th ANNIVERSARY LEGEND COLLECTION」や、海外先行テーマを国内向けに展開する「EXTRA PACK」はスペシャルパックです。
収録枚数や価格はスペシャルパックの企画内容によって変ります。
一箱の値段
30パック入り | 4860円 | (162円×30パック) |
15パック入り | 2430円 | (162円×15パック) |
一箱にレアカードは何枚入っている?
レアリティ | 基本パックあたりの枚数 |
ホログラフィックレア | 0~1枚 |
シークレットレア | 1枚 |
アルティメットレア | 1枚 |
ウルトラレア | 3枚 |
スーパーレア | 6枚 |
20thシークレットレア | 4箱あたり1枚 |
箱買いのメリット
1ボックスを購入すればデッキ構築に必要なカードはおおむね揃います。より高度なカスタマイズをしたい場合はシングルカードを買い揃えて調整すれば十分です。
遊戯王の各ボックスは収録内容が事前に公開されており、発売年が過去のボックスも比較的手に入れやすいです。そのため事前に構築したいデッキをイメージした上、そのコンセプトにマッチしたボックスを購入することで安価にカードが手に入ります。
箱買いのデメリット
ホログラフィックレアや20thシークレットレアなど封入率が低いレアカードを箱買いで当てようとする場合、確率的に当たりづらいことに加え「同じカードが繰り返し当たる」「カードが余る」といったことが起きるでしょう。
遊戯王の箱買いでカードを売ると利益は出る?
20thシークレットレアの高騰カードが当たれば元が取れる
遊戯王の箱買いでカードを売り、利益を出そうとする場合「20thシークレットレア」の高騰カードを当てることが必須です。
例えば屈指の人気カード《無限泡影》の20thシークレットレアの買取価格は9000円前後。シークレットレアで2300円〜2800円です。20thシークレットレアの封入率は基本パックを4箱購入した場合で、4分の1。1枚当たるかどうかです。
《無限泡影》の20thシークレットレアを引き当てて9000円で買取に出した上で、他の高レアリティのカードを全て買取に出した場合、利益が出る可能性があります。ただし20thシークレットレア以外のカードは買取に出しても価格は低めです。総じて、数十万円の出費で1万〜2万の利益が出れば良い方です。
ボックス発のテーマを組むなら箱買いとシングル、どちらがいい?
一箱購入し、足りないカードをシングルで揃えるのがおすすめ
ボックス発のテーマを組むなら、まずボックスを1つ購入した上で足りないカードのみをシングルで買い足していくのがおすすめです。
例えば【転生炎獣】であれば「SOUL FUSION」を購入した上で、足りないカードは個別に買い足す。【未界域】であれば「EXTRA PACK 2019」を購入した上で、同じく足りないカードはシングルで揃えるのがおすすめです。
ボックスは2つ、3つと購入した場合、不要なカードが手元でダブつくことが多いからです。
遊戯王の箱買いでアドが取れるおすすめボックス・パック
最後に、遊戯王の箱買いでアドが取りやすいおすすめボックスを紹介します。
EXTRA PACK 2019
海外先行の人気テーマ【未界域(Danger!)】の国内初登場のボックスです。《未界域のジャッカロープ》など高騰しているカードが収録されています。
【未界域(Danger!)】は闇属性・レベル3を主力とすることから【彼岸】【幻影騎士団】などのテーマと相性が良く、その他にも【暗黒界】【デーモン】など闇属性全般と好相性。前述の《未界域のジャッカロープ》や《未界域のネッシー》などは闇属性全般への出張採用が予測され、買取相場も高値で安定するでしょう。
デュエリストパック レジェンドデュエリスト編3
海馬がパッケージを飾り、《青眼の白龍》《サイバー》など初期からの人気テーマが収録されているボックスです。《ブルーアイズ・カオス・MAX・ドラゴン》のホログラフィックレアは4000円を超える相場です。
CHAOS IMPACT(カオス・インパクト)
イラストアドと汎用性の両面から高い評価を受ける《I:Pマスカレーナ》の収録ボックスです。
リンク・効果モンスター
リンク2/闇属性/サイバース族/攻 800
【リンクマーカー:左下/右下】
リンクモンスター以外のモンスター2体
このカード名の(1)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):相手メインフェイズに発動できる。
このカードを含む自分フィールドのモンスターをリンク素材としてリンク召喚する。
(2):このカードをリンク素材としたリンクモンスターは相手の効果では破壊されない。
相手メインフェイズに自分フィールドのモンスターを素材にリンク召喚を可能とする効果と、《I:Pマスカレーナ》を素材にリンク召喚したリンクモンスターに効果破壊耐性を与える効果を持ちます。《I:Pマスカレーナ》は強さ・イラストアドの両面から申し分なく、20thシークレットレアの買取価格は最高価格で2万円を超えました。
レジェンドデュエリスト編5 バクラ
アニメ「遊戯王デュエルモンスターズ」でも人気が高い闇バクラがパッケージを飾り、【ウィジャ盤】の大幅強化が行われたボックスです。《サンダー・ボルト》《ダーク・オカルティズム》が収録されています。
コレクションパック 革命の決闘者編
【V・HERO】【占い魔女】などが収録されており、特に《F・G・D》に人気が集まっています。
FLAMES OF DESTRUCTION(フレイムズ・オブ・デストラクション)
新たなカテゴリとして【トロイメア】が登場。加えて《無限泡影》が収録されているボックスです。その他にも《墓穴の指名者》《やぶ蛇》《番猫-ウォッチキャット》《屋敷わらし》など汎用性が高いカードが多数収録されており、1ボックス持っておくとデッキ構築の幅が大きく広がる内容のためおすすめです。