遊戯王OCG《心変わり》の値段・買取相場・禁止の理由&今でも強いのか・可愛さの魅力解説!

遊戯王OCG初期の人気カード《心変わり》。《ブラック・ホール》など初期の魔法カードで環境復帰を果たしたカードと同様に、《心変わり》も復帰はあり得るのでしょうか。エラッタはありか、なしか。そもそも《心変わり》が禁止カードに指定されながら、なお買取が続くのはなぜでしょうか。

今回は《心変わり》の効果・制限解除・禁止の理由・買取価格を紹介します。

《心変わり》とは?

通常魔法(禁止カード)
相手フィールド上に存在するモンスター1体を選択して発動する。
このターンのエンドフェイズ時まで、選択したモンスターのコントロールを得る。

遊戯王の心変わりを見てると、人には清い部分と醜い部分、双方がなければならないという哲学的思考が芽生える、気がする pic.twitter.com/PWYIh04Zwn

《心変わり》の効果

コントロール奪取の代表格。ノーコストかつ表示形式を問わず、コントロール奪取できるカードです。

特筆すべき効果は、裏側守備表示モンスターをコントロール奪取できること。20周年を迎える遊戯王OCGの歴史の中でも、裏側守備表示モンスターを奪取できるのは《心変わり》の他には《洗脳-ブレインコントロール》《精神操作》があります。この2枚の他にはこれといったカードがないのが現状です。

《洗脳-ブレインコントロール》

通常魔法
(1):800LPを払い、相手フィールドの通常召喚可能な
表側表示モンスター1体を対象として発動できる。
その表側表示モンスターのコントロールをエンドフェイズまで得る。

《精神操作》

通常魔法
(1):相手フィールドのモンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターのコントロールをエンドフェイズまで得る。
この効果でコントロールを得たモンスターは攻撃宣言できず、リリースできない。

【新マスタールール】エクストラモンスターゾーンの相手モンスターを対象として「精神操作」を発動した場合、そのモンスターはどのゾーンに置く?など『新マスタールール』についての概要はこちら> http://573.jp/fDgJ  pic.twitter.com/OtB3fZipny


遊戯王OCG初期カードにありがちな特徴として、効果テキストが短めであることが挙げられます。《心変わり》はコントロール奪取カード屈指の奪取範囲の広さを誇り、過去環境では大型モンスターを召喚直後に《心変わり》もしくは《強奪》で奪取するのが勝ち筋の1つでした。

《心変わり》が禁止カード入りした理由

《心変わり》の効果は、1ターンだけ敵モンスターを自分の支配下におくというシンプルなもの。シンプルな効果ですが、相手が強力なモンスターを召喚するほど勝ち筋が見えるというある意味で歪んだ展開が生まれたことが禁止カード化の理由となりました。

《心変わり》が禁止カードに指定されたのち、コントロール奪取として重宝されたカードには《洗脳-ブレインコントロール》が挙げられます。しかし《洗脳-ブレインコントロール》もまた《心変わり》と同様に禁止カードに指定されました。《洗脳-ブレインコントロール》が制限解除に至ったのは、環境の変化による弱体化を経た2017年のことでした。

《心変わり》は2019年現在、未だに禁止カードのままとなっています。

《心変わり》の制限解除はあり得る?

《心変わり》の制限解除はあり得るのでしょうか。結論から言えば、あり得ます。事実としてコントロール奪取の《洗脳-ブレインコントロール》が禁止カードから復帰した前例があります。また初期カードの《ブラック・ホール》の復帰も実現しました。

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しかし《心変わり》の復帰は「エラッタありなのか、なしなのか」「そもそも現環境でも強いのか」「類似カードの《精神操作》があるにも関わらず、採用する意味はあるのか」など様々な論点が存在します。《心変わり》の制限解除はあり得るという前提の元、1つ1つ論点を見ていきましょう。

エラッタとは

ここまで《心変わり》の類似カードとして、主に《洗脳-ブレインコントロール》《精神操作》を紹介してきました。《洗脳-ブレインコントロール》は一時期《心変わり》の代替として人気を集めましたが、禁止入りし、復帰後に大きく人気を落としました。理由は「エラッタ」です。

エラッタとは発売済みのカードのテキストが変更されることです。実質的に発売済みカードの弱体化を意味することが多く、なおかつ旧カードを保持していても新カードの効果に読み替えてデュエルする必要があり、デュエリストから非常に嫌われる措置の1つです。

《洗脳-ブレインコントロール》のエラッタ前の効果テキストは以下の通り。

800ライフポイントを払って発動できる。
相手フィールド上に表側表示で存在するモンスター1体を選択し、
エンドフェイズ時までコントロールを得る。

エラッタ後のテキストでは、コントロール奪取の対象が通常召喚に限定されています。エラッタ前のテキストと比較すると圧倒的な弱体化であり、現在では《精神操作》が《心変わり》の下位互換として、一時的な除去かつリンク素材として重用されています。

このようにエラッタはあまりにも大きくカードの存在価値を変えてしまいます。《心変わり》もエラッタありであれば復帰する可能性はあります。しかし大幅な弱体化が予想される上、後述する通り《心変わり》は禁止カードであろうと買取が行われるほどの人気カードです。《心変わり》の復帰について論じるならば、エラッタなしでの復帰があり得るかを考えるのが建設的です。

ここからは個人的な意見です。管理人も《心変わり》は効果とカードデザインの組み合わせに魅力を感じますし、非常に大好きな一枚です。禁止カードであろうと買取が行われる現状を理解できますし、エラッタするくらいであれば、禁止継続を希望する一人です。

遊戯王にとってカード効果は、イラストと並んでそのカードの存在価値を定義するものです。イラストが同じであろうと効果が違えば、カードの意味も変わってきます。あくまで個人的な意見ですが、エラッタはあくまで最終手段であるべきです。

《心変わり》は現環境でも強いのか?

《心変わり》のエラッタなしでの復帰があり得るか否かは、《心変わり》が現在の環境で壊れカードになり得るかを検討する必要があります。

過去の遊戯王OCGのコントロール奪取系カードの多くは禁止カード化されるか、エラッタの対象となる運命を辿っています。それだけコントロール奪取は遊戯王OCGにおいて強力な効果を持つということです。その中でも《心変わり》は発動条件無しの通常魔法カード。「相手モンスター1体のコントロールをターン終了時まで奪う」強力な効果を持ちます。無条件で任意のモンスターを奪えるカードは《心変わり》のみです。

よって即時の制限解除はあり得ないでしょう。復帰するとしてもまずは制限カードとしての運用が予想されます。

ただしあくまで制限入りという前提であれば、復帰はあり得ると予想します。その理由は《精神操作》の現環境での扱いにあります。

《心変わり》と類似カード《精神操作》について

現環境において《心変わり》ともっとも似たカードは《精神操作》です。《精神操作》は攻撃宣言できず、リリースもできないと言う前提のもとで相手カードのコントロールを奪う効果を持ちます。

攻撃宣言ができず、墓地送りもできないため《精神操作》の主な用途はコントロール奪取後のリンク素材化です。しかし大量展開が主である現環境では、一枚で劣勢を跳ね返すパワーはなく、有利な展開であれば《精神操作》発動のメリットがそもそも薄いのも現実です。

《精神操作》が強力なカードであるのは事実ですが、壊れカードとは呼べないのが現環境での位置付けなのです。

すると《心変わり》にも制限付きでの復帰が見えてきます。大量展開前提の現環境では「相手のカードを一枚奪う」ことの位置付けはかつての遊戯王ほどには大きなものではありません。3積みすると壊れカードとなり得るでしょうが、制限付きであれば現環境を盛り上げる一枚となり得るのではないでしょうか。

《心変わり》のレアリティ解説。販売・買取価格が高騰するカードは?

《心変わり》には

  • スーパー
  • ウルトラ
  • パラレル

のレアリティが存在し、禁止カード化した中でも買取が続いているのはウルトラとパラレルの2通りです。今回の記事で買取価格を紹介するのも、ウルトラとパラレルとなります。

ウルトラとパラレルの詳細な買取価格は後述します。

《心変わり》はなぜ禁止カードでも買取が続くのか

《心変わり》のイラストはかわいい

《心変わり》が禁止カード化ののちも買取が続く理由は、イラストアドが取れることが大きいです。遊戯王初期屈指の人気カードであり、イラストの評価が高く、コレクション性が高いです。

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イラストアドが取れるカードは制限・禁止・効果を問わずに評価が高い

イラストアドが取れるカードは制限・禁止・効果を問わずに高額で取引される傾向が強いです。効果が弱くとも、イラストアドが取れるのであれば人気を集めるケースがあります。

そして言うまでもなく《心変わり》は1期からの人気カードであり、イラストも可愛いです。人気を集めるのはある意味必然でしょう。

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エラーカードでも人気

遊戯王初期は製造工程でのミスによるエラーカードも流通し、その多くが回収されたことから逆説的にエラーカードの価値が高まっています。エラーカードについてはこちらで詳しく解説しています。

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《心変わり》のエラーカードは5万円越えの相場で販売されています。

遊戯王

めずらしいカードが入荷いたしました。

☆心変わりのネームエラーカード★

※状態確認の際は、お気軽に当店スタッフに
お声かけください。

#遊戯王 pic.twitter.com/S9fRKhfyBy

遊戯王シャドーボックスの題材としても高い完成度

7作目”心変わり”完成しました
絵画のように美しいカードなのでスリーブで作ったクリアプレートを設け、額縁に収めた風にしてみました
カートリッジ式なので正面のクリアプレートは外すことも可能です
あと天使の羽頑張った動画も上げますのでどうぞ#新作シャドーボックス
#遊戯王 pic.twitter.com/u8I3Z1Xtdy
@parapierro999 動画です、スマホスタンド欲しいな・・ https://t.co/bNYsDUxmSJ

 

《心変わり》買取・販売価格 相場一覧

《心変わり》ウルトラレア1500円
《心変わり》パラレルレア1800円

《心変わり》ウルトラレアの買取・販売価格 twitter相場

#遊戯王 ✨初期買取情報💪】
その②です😕光の護封剣
¥2500万華鏡
¥1800

心変わり
¥1800パラレル
¥1500

右手に盾を
¥1200

神の宣告
¥1500
などなど…

#nextpro
#ネクプロ pic.twitter.com/59fmhASJRG

#遊戯王 ✨初期買取情報💪】
世にも珍しい…
初期版の買取POPを作成しました‼️傷の度合いで値段は上下しますが、
お!✨これ持ってるわ❗️
って方は是非一度お持ち込み下さいませ
(・∀・)担当の激推しは
『ホーリー・エルフ』の初期版です🙆‍♂️
かわいい💕

#nextpro
#ネクプロ
その②に続く… pic.twitter.com/weY2V8RJHz

《心変わり》パラレルレアの買取・販売価格 twitter相場

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¥1800

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