【M:tG】MOX(モックス)モックスダイアモンド&モックスアンバーなどまとめ!

M:tGのMOX(モックス)シリーズとは

M:tGにはMOX(モックス)シリーズと呼ばれる、宝石をモチーフとしたマナ加速を目的としたアーティファクトがあります。

 

元祖MOX(モックス)シリーズは、「パール」「サファイア」「ジェット」「ルビー」「エメラルド」の5種。これらはM:tGの「パワー9」に指定されています。

あまりに強力過ぎたパワー9は「再録禁止」に指定されており、再発は今後もありません。しかしMOX(モックス)シリーズの強さを調整した「調整版」MOX(モックス)があります。

パワー9版

MOX(モックス)シリーズのパワー9版については、こちらの記事でまとめています。

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調整版

調整版とは、2020年時点でリリースされている5種類のMOX(モックス)を指します。これらは遊戯王OCGに置ける《強欲で謙虚な壺》や《強欲で貪欲な壺》のように一定の制限こそありつつも、かなり強力なカードで環境で活躍。なおかつレアリティも高く、1枚2万円を超えるカードもあります。

 

今回は調整版MOX(モックス)シリーズを紹介します!

調整版MOX(モックス)シリーズ一覧

モックス・ダイアモンド

アーティファクト
モックス・ダイアモンドが戦場に出るなら、あなたは代わりに土地カードを1枚捨ててもよい。そうしたなら、モックス・ダイアモンドは戦場に出る。そうでないなら、それをオーナーの墓地に置く。
(T):好きな色1色のマナ1点を加える。

モックス・ダイアモンドと相性の良いカード

かつては《トレイリアのアカデミー》の相方として、猛威を振るいました。

伝説の土地
(T):あなたがコントロールするアーティファクト1つにつき(青)を加える。

《収穫のワーム》との相性も良好で、2マナで捨てた土地を手札に戻すことができます。

クリーチャー — ワーム(Wurm)
収穫のワームが戦場に出たとき、あなたの墓地にある基本土地カードを1枚あなたの手札に戻さないかぎり、それを生け贄に捧げる。

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モックス・ダイアモンドの相場は25000円〜3万円程度。数年前まで1枚1万円が相場で、年々上昇傾向。将来的にパワー9のMOX(モックス)シリーズに価格帯が近づいていく可能性を秘めています

モックス・アンバー

伝説のアーティファクト
(T):あなたがコントロールしている伝説のクリーチャーとプレインズウォーカーの中の好きな色1色のマナ1点を加える。

2018年発売「ドミナリア」に収録されたMOX(モックス)シリーズ。伝説のクリーチャーかプレインズウォーカーが場に出ていないとマナ加速ができないため、現実的には中盤以降のマナ加速向け。なおかつデッキに3マナ以下の伝説のクリーチャー・プレインズウォーカーを投入しておく必要があるでしょう。

モックス・アンバーと相性の良いカード

おすすめは《レンと六番》。2マナと軽量のプレインズウォーカーで、《モックス・アンバー》とセットで早めにマナ加速が狙えます。

伝説のプレインズウォーカー — レン(Wrenn)
[+1]:あなたの墓地から土地カード最大1枚を対象とし、それをあなたの手札に戻す。
[-1]:クリーチャー1体かプレインズウォーカー1体かプレイヤー1人を対象とする。レンと六番はそれに1点のダメージを与える。
[-7]:あなたは「あなたの墓地にありインスタントかソーサリーであるカードは回顧を持つ。」を持つ紋章を得る。

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また今後、1マナの伝説のクリーチャーかプレインズウォーカーが出ると化ける可能性があり、注目度が高いMOX(モックス)です。

モックス・アンバーの相場の価格帯は、1200円前後。ドミナリアに収録され、まだ日が浅いことから一般的なシングルカードの価格帯です

金属モックス

アーティファクト
刻印 ― 金属モックスが戦場に出たとき、あなたの手札にあるアーティファクトでも土地でもないカードを1枚、追放してもよい。
(T):その追放されたカードと共通する好きな色のマナ1点を加える。

《モックス・ダイアモンド》の修正版に当たります。アーティファクトでも土地でもないカードを追放(捨てる)ことで、その追放したカードと同じ色のマナ1点を加えることができます。アドバンテージを失う代わりにマナ加速が可能で、土地投入枚数が少ない速攻型デッキに向いており、赤色デッキでの採用例が多いです。

金属モックスの相場の価格帯は3500円〜4000円程度。モックス・ダイアモンドやオパールのモックスのような高騰をこれから見せるのか、注目です

オパールのモックス

伝説のアーティファクト
金属術 ― (T):好きな色1色のマナ1点を加える。この能力は、あなたがアーティファクトを3つ以上コントロールしているときにのみ起動できる。

2010年「ミラディンの傷跡」で登場。アーティファクトを3つ以上コントロールしているときに起動できる「金属術」という能力によって、マナ加速が可能。カードアドバンテージを失うことなく、アーティファクトを3つ以上早い段階で揃える特化型構築にすることで活躍が見込めます。

《オパールのモックス》自体は伝説のアーティファクトのため、1枚しか出せないことがデメリット。複数枚投入すると腐りやすいという欠点があります。

アーティファクトを生贄に捧げる《電結の荒廃者》などとセットで使うと、アーティファクトを3つ以上コントロールして《オパールのモックス》を起動してマナ加速し、《電結の荒廃者》の生贄に《オパールのモックス》を捧げ、手札から2枚目の《オパールのモックス》を使う・・・という展開を組むことができ、非常に強力です。

オパールのモックスの相場は1万円前後。モックス・ダイアモンドの過去相場と近い動きをしており、2万円前後まで徐々に上がる可能性が高く、1万円程度で美品を見つければ「買い」でしょう。

モックス・タンタライト

アーティファクト
待機3 ― (0)(あなたの手札からこのカードを唱えるのではなく、あなたは(0)を支払い、時間(time)カウンターを3個置いた状態でこれを追放してもよい。あなたのアップキープの開始時に、時間カウンターを1個取り除く。最後の1個を取り除いたとき、これをこれのマナ・コストを支払うことなく唱える。)
(T):好きな色1色のマナ1点を加える。

2019年「モダンホライゾン」で登場した、新たなMOX(モックス)シリーズ。最短でもマナ加速までに3ターンを要することが、特にモダン環境やエターナル環境ではネックとなり、安定性も低く2020年現在はあまり重用されているとは言い難いアーティファクトです。

モックス・タンタライトの相場は数百円程度。現時点では使い道がないMOXシリーズであることが事実で、強化がない限りは上昇がやや難しいでしょう